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指原莉乃 AKB新聞2014 MVP受賞 感想(総選挙分析ライター)

2014-12-26 18:50:00 | 分析系 メンバー
指原莉乃 AKB新聞2014 MVP受賞 感想(総選挙分析ライター)


HKT48の指原莉乃が日刊スポーツ月刊AKB48G新聞アワード2014のMVPを満場一致で受賞した。

AKB新聞は今年の5月まで約2年ほど購入していたが、ここ半年ほど読んでいなかった。指原受賞のニュースをネットで見て久しぶりに買って読んだ。

受賞理由を日刊スポーツの瀬津記者はじめとして5人の記者が述べていて、大別すると指原のコンサートの功績と情報出しが高く評価されたようだ。

コンサートについては、コンサートの面白さを再認識させAKB48G全体のコンサートに大きな影響を与えたこと、コンサートの企画にアイドル史上初めてプレイングマネージャーとして参画しアイドルの概念を突き破ったこと、HKT48の1年間にわたる長いコンサートツアーにもかかわらずメンバーのモチベーションを高く維持し、このコンサートを通してメンバーのスキルアップを図ったことなど。

情報出しについては大島優子がいない選抜総選挙を率先して盛上げたこと、握手会障害事件では一番最初に口火を切ってコメントしたこと、夏の東京ドームコンサートのMCの盛上げなどが受賞理由として挙げられていた。

指原は「AKB48G全体のかじ取り役を担い」、「指原なしの48Gは想像できない」という絶賛ぶりだった。


指原は2012年に週刊文春によりリベンジポルノまがいの記事を掲載されたことによってアイドルとしては致命的な打撃を受けて、それ以来一部の人たちから執拗な誹謗、中傷を受けている。すなわち、指原の日々の活動についてネット上で評価されることは稀で、ほとんどが批判、非難の対象となっている。昨年は著名な漫画家がオーム真理教まで持ち出して指原の選抜トップを批判したり、今年の総選挙の時にはある評論家が『指原退治』などという発言をしていたのが代表例だ。
小林よしのり氏 指原莉乃のアンチ言論を終了 130806
中森明夫氏 「指原退治」

そのような状況が今も続いているなか、AKB48グループを専門的に扱っている日刊スポーツ月刊AKB48G新聞から満場一致で2014年のMVPに選ばれたことの意味は大きい。

評価の対象となったコンサートにおける指原の功績は、まさしく指原の才能に基づくものであり、この点については今月のAKB新聞にその細かい内容が指原のインタビュー記事として相当の分量が掲載されているので、AKB新聞を確認してほしい。
『月間AKBグループ新聞12月号』指原莉乃インタビュー、読み応えあり。(ときめき研究家)


一方で、インタビューには指原が評価を受けた情報出しについてはほとんど載っていなかったので、こちらについて筆者なりに考えてみた。

前述のとおり、指原はAKB新聞から大島優子がいない選抜総選挙を率先して盛上げたこと、握手会障害事件では一番最初に口火を切ってコメントしたことなどを評価された。ここで大事なことは、”話題の提供”だと思う。

AKB48グループのマーケティングは、秋元康氏を中心としたプロデューサーが総選挙、じゃんけん大会、組閣、ドームコンサート、ドラフト等の大企画を持ち上げてAKBに関する世間の注目を集め(引き)、メンバー個々がさらにそれに関する細かい情報出しをTVやSNS(ブログ、グーグル+、Twitter、755等)で行うことでそれぞれの企画に対するファンの関心をあおって(釣り)集客するビジネス構造となっている。

そのような形態のため運営側による大企画の情報出しに加えて、人気のある選抜メンバー、特に選抜選挙でトップとなったグループの顔、すなわち卒業した前田敦子、大島優子や指原のTV、SNSでの発言はTV、新聞、雑誌等のマスコミが話題にしてくれるのでAKB48の絶好の宣伝となる。すなわち、選抜トップは企業で言えば取締役広報部長のような役目を果たしている。
指原莉乃 AKB48センターは強力な広告塔 130727

したがって前田、大島、指原は過去からブログ等での情報出しの量は他のメンバーと比較しても群を抜いて多く、それだけ多くの情報を自ら発信することによってAKB48へのファンならびにマスコミへの関心を引き、さらに盛り上げる努力をしてきた。
第3回総選挙分析「ブログ更新回数」110623
前田敦子ブログ 読者からコメントが多かったテーマ2終 121010
大島優子ブログ 読者からコメントが多かったテーマ120125

昨今、選抜メンバーが発する情報が以前に比較してだいぶ少なくなってきているが、指原についてはTV、Twitterを通して常にファンならびにマスコミに対して話題となる情報を出している。
指原莉乃 SNSの使い方が絶妙140922


また、握手会障害事件のような重大事件が起こった場合、一般の企業では会社を代表する権限を持った社長ないし副社長がコメントをするが、AKB48については運営主体がグレーで代表者が表に出てこない。この事件のときはAKB48Gの総合プロデューサーである秋元康氏でさえもAKB48Gの経営に直接携わっていないのか発言をほとんどしなかった。このようなAKB48G組織が危機的な状況に陥ったときに真っ先に発言することは大変勇気がいることだが、その口火を切ったのも指原である。当然、事前の打ち合わせをやってのことだと思うが最初に発言することの責任は重い。
指原莉乃「AKB48のジャンヌ・ダルクになりえるか」140527

マスコミ業界のAKB新聞の記者さんたちはこの情報出しの重要性がよくわかっているので指原を評価したのではないかと思う。


今後、昔ながらの「裏の部分は見せない」フィクションとしてアイドルとは対極の指原のような”素の姿を見せプロデュースもできるニュータイプのアイドル”が人気の主流となっていくような気がするがどうだろうか?
指原莉乃 ニュータイプのアイドル 141227

以上

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